秋冬パリ・オートクチュールコレクション>ラクロワの運命いかに、存続を望む声 相次ぐ │ブランドコピーファッション情報
ウブロ スーパーコピー 【7月8日 AFP】フランスパリ市内で7月7日、「クリスチャン ラクロワ(Christian Lacroix)」が09/10年秋冬オートクチュールコレクションを発表した。会場に集まった約280人のゲストは涙を浮かべ、スタンディングオベーションでデザイナーを讃えた。
5月末に破産を申し立てた同ブランドに、現在のところ支援者は現れていない。このままいくと、今回のショーを最後として、7月末にブランドを閉鎖する可能性がある。
■「ラクロワよ永遠に」
会場には「クリスチャンラクロワよ永遠に(Christian Lacroix forever)」と書かれた横断幕が登場。まるでショー会場全体の気持ちを代弁しているかのようだ。今回招待されたゲストの数はわずか280人。通常のショーの半分にも満たない。
フィナーレに登場したデザイナーのラクロワは湧き上がる感情を抑えながらゲストたちに挨拶した。「素敵な女の子たちが涙を浮かべている姿を目にすると、胸が張り裂けるような気分になるました」とラクロワは打ち明ける。
■業界からのサポート
ショーに登場した24体のドレスには、メゾンのストックにあった素材を使った。刺繍とシューズ、花は、すべて今回のショーのためにで提供されたもの。モデルたちも、無償でショーに登場した。
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シューズを担当したのはフランスの高級アクセサリーブランド「ロジェヴィヴィエ(Roger Vivier)」。「ヴィヴィエ」のアンバサダーを務めるモデルのイネスドラフレサンジュ(Ines de la Fressange)は「ファッション業界にいる全ての人が今回のことを心配している。ラクロワは、オートクチュールに再び脚光を当ててくれた最初の人物」と語る。
80歳を迎えた刺繍の巨匠フランソワルサージュ(Francois Lesage)は「私のキャリアにおいて、彼はいつもすぐ近くにいてくれた存在。これからもずっと彼に刺繍を提供し続けることができればと思う」と涙を浮かべる。
■顧客や友人の声
ニューヨークからやってきた顧客のジリアンフラー(Gillian Fuller)は「本当にひどい話。道義に反しているわ。ブランドが終わってしまうなんて信じられない」と悲しみを語る。娘2人と一緒に来場したベストセラー作家のダニエルスティール(Danielle Steel)も「ラクロワは歴史的な才能の持ち主であり、絶対に失われてはいけない。彼のドレスは芸術そのものだわ」とコメント。
ラクロワの友人でもあるインテリアデザイナー、バーバラワース(Barbara Wirth)は「彼は本当に才能がある人物。恐らく救済者が現れると思うし、もし現れなくても彼は他の方法で続けていくと思う。この苦境を脱し、ずっとクチュールを続けていくと確信しているわ」と語る。
ラクロワの妻フランソワーズ(Francoise)は「このような状況のなかでは、楽観的でいることしかできない。私たちはこれまでの20年間とても幸せだったけど、この世の中には20年間のうちたった1日しか幸せでないような人もいるはず。半年前はとても大変だったけど、今は決定がなされる時。未来を期待する時なのです」と語った。(c)AFP
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